ノロウィルス、漢方が役立つとき

ノロウィルスは感染すれば激しい「嘔吐・水様下痢・腹痛」の急性胃腸炎となります。
お子さんや高齢者など体力低下された方などに起きやすく、不調が始まれば医療機関に治療を任せることになります。

しかし現在、ノロウィルスを抑える薬は存在せず、経過を観ながら脱水症状を防ぐ水分補給が始動されます。

たいていは2日程度で症状が和らぎ、回復に向かいます。
体調回復のためや、その後の不調改善に漢方薬が役立ちます。

消耗した体には温製製剤がいいもの。
下痢・吐き気には漢方薬「五苓散」も使われますが、
より適しているのが「カッコウ正気散」です。

主薬のカッコウは、抗ウィルス作用を示す生薬とされ、温かいお湯で服用すれば、短期間で下痢や吐き気が治まります。

当面継続服用することで、腹部の違和感もなくなります。